サウンドハウス社のプロ用デジタルアンプ  DCP-1400を修理しました。

 私はオーディオの事は詳しくないのですが、開業と同時に近くのライブハウスのオーナーと親しくなる機会に恵まれて、プロ用のD級アンプを修理することとなりました。左右出力バランスの不具合、オーディオ出力の不安定、モノラル、ステレオ、ブリッジ出力の表示不具合などの問題がありました。
 結果として、OPアンプの交換、増幅部のコネクタ交換、電解コンデンサ交換、スイッチングトランジスタ交換などで、無事に元通りに治すことができましたが、。

 修理で感じたのは、最近のD級アンプはすごい!。プロ用なので、入力から増幅段のかなり後ろまで、差動をキープして、耐ノイズ性能もしっかりしてるし、なんたって1400Wですからね。どんだけ大出力が、こんな薄いマシンにできるのだろうと感心しきりでした。昔はボリュームを上げると、未入力でもジージーと音がしたものですが、このアンプでは、まったくしない。然るに、試しに音楽を鳴らすと、いきなり爆音ということが何度か経験しました。最近、10MHz帯域の4象限アンプの話もあり、音声帯域から簡単に高い周波数に伸ばせればいいのですが、そもそも、このアンプのキャリア周波数が300kHz程度なので、あと2桁キャリアは上げないと駄目ですね。この今回の修理はいろんな意味で大変勉強になりました。